盗聴器は、仕掛けても絶対にバレてはいけません。貴重な情報を得るためには、盗聴器をいかにバレずに仕掛けるのかがとても大切です。
しかし、盗聴器は会話を聞くためのものなので、完全に密封したり、何かに仕舞い込んだりすると、内蔵マイクがふさがれて会話が聞き取りづらくなることがあります。
盗聴器をバレないように仕掛けるときの大切なポイントは、目立たないようにすることと、マイクをふさがないことです。
今回はこれらのことを考慮しながら、盗聴器のバレない仕掛けかたを解説します。
今あるものと置き換える
今すでにターゲットの室内にあるものを、わからないように盗聴器に置き換える方法はとての有効です。
置き換えられるものとして、コンセントタップがあります。
三角形のコンセントタップや平型のコンセントタップ、延長コードタイプのコンセントタップは便利だし安価なので、皆さん使用していると思います。
盗聴器にも全く同じ形状のコンセント型盗聴器があります。外見は普段使用しているコンセントタップと全く同じで、しかも実際にコンセントタップとして使用できるため、今使用しているコンセントタップと置き換えてもバレることがありません。
今現在使用しているコンセントタップはすでにそこにあるので、置き換えても不自然さが全くありません。盗聴器のバレない仕掛けかたとして理想的な方法です。
見えないようにする
見えないように仕掛けることは、バレないようにするための確実な方法です。
見えないということは、完全にターゲットの視界に入らないようにするということです。
人は、いつもの部屋に見慣れないものがあると違和感を感じますので、見えないように仕掛けることは重要です。
見えないようにする方法として代表的なのは、背の高いタンスの上や食器棚の上に置くことです。
ターゲットが立ち上がっても視界に入らないような家具の上の面は、盗聴器を見えないように仕掛ける絶好の場所です。
また、家具や棚に置いている物の後ろに置くことも効果的です。
いずれにしても、盗聴器本体は直接ターゲットの視界に入らないけど何かに密封したりしない、つまりマイクを塞がないといった仕掛けかたが理想的です。
このように自由な場所に盗聴器を仕掛ける場合は、電池を使用した電池式盗聴器が最適です。
コンセント型盗聴器はコンセントに差し込む必要があるため設置場所が限られます。ご注意ください。
目立たないようにする
盗聴器がターゲットの視界に入ってしまうような仕掛けかたでも、極力目立たないようにすることで仕掛けることが可能な場合があります。
例えばカード型盗聴器は小さくて薄く、集音マイクも側面についているので、何かに挟んでも目立たずマイクがふさがることがありません。
例えばカード型盗聴器を本や雑誌の隙間に挟み、その本を本棚に戻せば、多少本の厚みは膨らみますが目立ちません。他の本の並び方に合わせて少し整えれば、まず違和感はありません。
その他にもカード型盗聴器は本体がとても薄いので、薄さを活かして室内に掛けられている衣類のポケットに入れたり、ターゲットの目につかない家具と壁の隙間に仕掛けたりといった具合に、工夫次第で色々な仕掛けかたが可能です。
電池式の盗聴器には他の形状のものもありますので、状況に合わせて上手に活用しましょう。
室外から聞く
盗聴器をどうしても室内に仕掛けられない場合には、コンクリートマイクを使用して、部屋の外から会話を聞く方法があります。
コンクリートマイクは別名壁マイクと言い、壁の向こう側の会話を聞くための機器です。
音声は空気の振動によって伝わり聞こえますが、実はこの振動が伝わる物質は空気だけではありません。音の振動は液体や個体でも伝わりますし、むしろ密度の高い個体の方がよく伝わります。ただし空気と違って振動が小さなため人の耳で聞き取ることは困難です。
このような音の振動の特徴を上手く活用し、個体に伝わる人の耳では聞き取れない音声振動を聞き取るのがコンクリートマイクです。
コンクリートマイクはお医者さんの聴診器のようなコンタクトマイクというセンサを壁に当てて振動を検出し、それを本体が電子回路で変換して音声として聞くことができます。
コンクリートマイクは壁ごしやガラス越しに会話を聞くことができる機器です。家屋の部屋を仕切る仕切り壁、ガラス窓、柱、ドアなどに有効で、向こう側の会話を聞くことができます。
なお、構造上どうしても外壁や床、天井などの2重になっていて中が中空の壁では聞き取りづらい場合があるので注意してください。
最後に
今回は盗聴器のバレない仕掛けかたついて、盗聴器専門店として詳しく解説しました。
盗聴を成功させ、かけがえのない情報を入手するためには、盗聴器をバレないように仕掛けることはとても大切です。
今回紹介した方法以外にも、盗聴器の仕掛けかたは室内の様子や状況によって千差万別です。質問や相談、アドバイスなどを希望される方は、どうぞ遠慮なく当店までご相談ください。
今回紹介した内容が、盗聴を必要とする皆様のお役に立てれば幸いです。