広い会場での講演会や講義などでの音声をボイスレコーダーで録音しようとすると、声がうまく聞き取れないということがありませんか。
このような状況を改善するためには、使う場面や状況に応じたボイスレコーダーを選んでいくということが重要です。
今回は、ボイスレコーダーはどのように選んでいけば失敗が減らせるのか紹介していきます。
□ICレコーダーとボイスレコーダーの違いとは?
ICレコーダーとボイスレコーダーにはほとんど違いがありません。
しかし、ICレコーダーの「IC」は集積回路を意味し、デジタル媒体を記録する機器をさします。
一方で、ボイスレコーダーは声を録音する機器とされています。
ボイスレコーダーはアナログ媒体とデジタル媒体の両方を録音する機器ではありますが、現在はデジタル媒体が占める割合が大きいです。
そのため、厳密には違いはあってもICレコーダーとボイスレコーダーは同じものとして認知されています。
□ボイスレコーダーはどう選ぶ?遠くの音を記録するなら集音機能・リミッター機能付きがおすすめ
ボイスレコーダーを選ぶ時には、用途、音質、形状というポイントを意識しましょう。
*用途
ボイスレコーダーはさまざまな用途で使われます。
それぞれの用途に合ったものを選んでいくというのがとても大切です。
会議や講演会に使用するのであれば、長時間録音できるものを選びましょう。
また、発言者の方向性を把握できたり、たくさんのメモリを保存できたりするものもあります。
語学学習のために使用するのであれば、繰り返し再生できるリピート機能を持ったものがおすすめです。
再生速度が調整できるものもあるため、わからないところはゆっくり聞いて学習に役立てましょう。
*音質
ボイスレコーダーは製品によって音質もさまざまです。
高音質のものほど価格も高くなることから、使う目的に合った音質を選択しましょう。
また、録音方法にもそれぞれで違いがあります。
ステレオ録音は、左右2つのマイクを使用して録音することから複数人の声を録音するのに適しています。
メモ程度の用途であれば、モノラル録音というマイクが1つのものを選ぶと良いでしょう。
*形状
形状やサイズも重要なポイントです。
いじめやパワハラの証拠として活用するのであれば、小型のものやボールペンを模した周囲にばれにくいものも存在します。
それぞれの特徴を把握してぴったりのものを選びましょう。
この3つのポイント以外にも便利な機能が付いた製品もあります。
特に、集音機能リミッター機能が付いたものであれば、講演会のように広い部屋で録音する場合でも遠くの音をきれいに記録できます。
□まとめ
ボイスレコーダーは、用途、音質、形状を意識して自分に合ったものを選んでいきましょう。
また、ボイスレコーダーには、便利な機能が付いたものもあります。
広い会場で遠くの音を録音したいときには集音機能やリミッター機能付きのものを選ぶことをおすすめします。