地上波の放送を見なくなった
最近、テレビについて考える事があります。 NHK以外の民放の地上波は無料だという事です。 あまりに当たり前すぎて、蛇口をひねったら水が出るのと同じごとく、普段あまり意識して考えることがありませんでした。 でも思うんです。 無料の放送ってことは、実は信用できない、作為的な恣意的な放送なのではないのかと。 たとえば報道や番組の編成に関してスポンサーの顔色をうかがう、またはスポンサーに都合の悪い報道はしない、または偏向報道する、などなど。 タダほど怖いものはないと言いますが、それは地上波も同じだと思います。 つまり報道する側は、視聴率とスポンサーを大事にして、無料で観てる視聴者への情報提起は二の次になってると思うのです。 そう思うと、報道にしろバラエティにしろ、地上波の放送はなにもかもが懐疑的に思えてきます。 安心して見れる地上波は局で編集できないスポーツや映画くらいというとこでしょうか。 逆に有料で放送してる番組は信用できます。 視聴者からお金をもらって制作してるので、主眼は視聴者に向きます。 つまり、視聴者がスポンサーなのです。 この主眼が視聴者なのかスポンサーなのかで報道は全く異なる顔を見せると思うのです。 あと無料の放送にはある欠点があります。 それは大多数向けの、ある分野に特化しきれない、平均的な番組になるということです。 もちろんそれは視聴率がなにより大事な地上波の避けられない姿です。 有料の衛星放送などでは、見たい人がお金を払って見てるので、制作する側としてはその分野に特化することが出来ます。 つまり地上波よりもコアな番組が出来るのです。 そんな事を考えるようになって、自分は地上波を基本見なくなりました。 視聴者のためではない何かの大きな力で屈折された情報を頭に入れるくらいなら、なにも入れない方がマシだと思うからです。 なにも知らないのが0だとすると、地上波で情報操作されるのはマイナスだと思ってます。 貯金が0円なのと借金を背負うの、どちらがいいですか? なので、またこれを言いたいです。 地上波を見るのはスポーツと映画だけでよい。 自分の思考を支配されないために。