民主党の代表選
民主党の菅首相の総理辞任(内閣総辞職)を受けて、昨日民主党の代表選挙が行われました。 小沢さんが支持を表明した海江田さん対その他の候補という構図だったみたいですが・・・。 民主党の代表選挙は1回目の投票で勝った候補が全体の過半数に届いていない場合は2位の候補と決選投票が行われる決まりとなっています。 つまり決戦投票まで持ち込まれた場合は、2位以下の落選した候補に投票された支持者がどちらに回るかが重要な要因となる訳です。 今回で言うと1回目の選挙で落選した前原さんや鹿野さん、馬渕さんを支持した層が決選投票で海江田さんと野田さんのどちらに流れるかが結果を大きく左右するわけですね。 結果、それらの支持は野田さんに集まり、決選投票を勝ち抜いた野田さんが新代表、新総理に決まったわけです。 逆に言うと小沢さんの支持を受け多数派工作が実現した海江田さんは一回目の投票で過半数をとり勝つしか道はなく、決選投票にもつれた段階で野田さん有利になってたと言えるでしょう。 野田さんは増税推進を表明していましたので、現実的な路線をとりそうですが、日本経済の活性化については道けわしという所でしょうか。 私は自民党が嫌いという事もあり、逆算的に民主党を支持していますが、公約を次々に破る民主党に落胆もしていたりします。 今回の選挙でも組織で票が動くという前時代的な一面も見えてしまい、もっと自由に投票できるような政党になって欲しいと思います。 そんな民主党ですが、せっかく政権交代をした訳ですから与党として責任を果たしてもらい、自民党とは違うところを見せて欲しいです。 次回の衆議院選挙ではまた自民党中心の政権に戻るかもしれませんが、政権交代をすることが大事ですからそれでいいのかもしれませんね。