交流戦も終盤です
プロ野球の交流戦も折り返しを過ぎ、終盤に入ってきました。 13日現在、ソフトバンクが16勝2敗2分で1位、日本ハムが15勝5敗で2位、オリックスが13勝6敗1分で3位となっています。 交流戦の残り試合数が4試合なので、優勝の可能性は2位の日本ハムまでと言えそうです。 1位のソフトバンクにマジック2が点灯しているので、残り4試合を日本ハムが全勝してもソフトバンクが2勝2敗でいけばソフトバンクの優勝となります。 このソフトバンクと日本ハムは交流戦でも2ゲーム差、パリーグのリーグ戦でも2ゲーム差なので、お互いに負けるわけにいかない状況です。 しかも、交流戦が終わってパリーグが再開する開幕カードがソフトバンク対日本ハムなので、シーズンの1つの山場をそこで迎えることになります。 交流戦では直接対決がなく、お互いがセリーグのチームに勝っていけばゲーム差は変わらなかったのですが、今度からは相手がパリーグの球団で3連戦となるので簡単には連勝できず、もちろん直接対決もあるので大きくゲーム差が動くこととなります。 ダルビッシュや武田が予想される開幕の直接対決なので、ソフトバンクとしては3連敗しなければ良しというところでしょうか。 そして交流戦がまだ4試合残っているので、交流戦が終わった段階でこの2チームのゲーム差がどうなっているかも重要です。(現在2ゲーム差) そして交流戦はまだ4試合残していますが、今年もパリーグの勝ち越しとなりそうです。 1位、2位、3位、5位とパリーグのチームが上位に位置しています。 やはり交流戦は2連戦という事で、エースがしっかりそろっているパリーグに有利(オリックスの健闘は予想外ですが)なのでしょうが、打撃陣にも理由がありそうです。 パリーグの打者達は、ダルビッシュ・武田・杉内・和田・岩隈・田中・涌井などなど、セリーグを上回る先発陣を相手に毎年勝負をしている訳で、必然的に打撃技術もセリーグに比べて向上しているのだろうと思います。 逆にセリーグの打者達は1ランク下の投手陣を相手に毎年試合をしているので、結果として打撃のレベルの向上がパリーグほどには達していないと思います。 質のよい投手がパリーグに多いのは逆指名があった頃に獲得できたケースもありますが、逆指名以外のドラフトでも質の高い投手がパリーグに指名された事も要因だと思います。 ダルビッシュ・涌井・田中なども通常のドラフトだし、最近では菊池・大石・斉藤などもパリーグです。 投手のレベルが上がると打撃のレベルが上がり、さらに投手のレベルが上がる・・・という正の循環をしているのがパリーグで、逆の負の循環をしているのがセリーグというところでしょうか。 パリーグファンとしてはパリーグが強くなって嬉しいのですが、日本のプロ野球全体を考えるとこれでいいのか分からないのも事実です。 人気のセ、実力のパ。という構図は今でも脈々と受け継がれているんでしょうかね。 (今では人気もパと言えなくもありませんが・・・)