インセプションを見た
レンタルDVDのインセプションがレンタル100円になっていたので借りてみた。
他人の夢の中に入りアイディアを盗んでいた主人公達が、ある依頼により他人にアイディアを植え付けるという作品でした。
夢にも階層があって、夢の中で夢を見て、その夢で夢を見て・・・のように深い階層へと侵入してました。
私的な感想では、映像とかはすごいけど、なんだかな〜って感じでした。
2時間ほどの映画の中に内容がぎっしり過ぎて展開が異常に早く、そのスピードは見てるこちら側を置いて行く程の物でした。
見てるこちら側も一瞬も目を離せず、最後まで集中力が求められました。
そういう作品の場合、見終わった後の疲労感がすごく、あまり娯楽の為の映画という感じがしません。
ここ数年で確実に私の映画に求める物が変わってきていると実感できます。
リアルな特殊映像や緻密なストーリー、息もつかせぬスピード感などではなく、自然な映像でゆっくり見れて、途中で目を離してもストーリーに着いていけ、見終わっても疲労感が残らない。
そういう映画を好む体質になっているのは間違いないようです。
最近見た映画の中では「かもめ食堂」なんかがその代表かもしれません。
やはり人間は年とともに映画に求める物が変わってくるんだな・・・と再認識させられた今回の作品でした。
ただ、決してインセプションが面白くなかった訳ではありませんので誤解しないで下さい。
見る人間によって映画の感想は変わりますので、インセプションも実際に自分で見て判断して下さいね。