盗聴器 用語集 周波数
解説
電波で言う「周波数」とは、1秒間に繰り返す電波の波の数を指します。
単位は「Hz」と書き、「ヘルツ」と読みます。
電波は通常、+方向と-方向の極性の変化を繰り返しながら発射されます。
この+から-までの1回分の変化を1サイクルと呼び、周波数とは1秒間に変化した回数(サイクル数)をさします。
例えば1秒間に10サイクルの変化があったとすると、その電波は10Hz(ヘルツ)となります。
ちなみに、盗聴波のUHF帯は約400MHz帯を使用していますので、1秒間に繰り返される電波の変化は実に400,000,000回となります。
電波の場合、一般的に周波数が高い(数字が大きい)ものを短波と言い、周波数が低い(数字が小さい)ものを長波と言います。
短波は直進性に優れ、物体の貫通力がありますが反射力が落ち、アンテナは短くて済みます。
長波は物体の貫通力は劣りますが反射力に優れ、送信方法によっては地球の裏側まで電波を到達させる事も可能です。アンテナは長い物が必要になります。
盗聴発信機は、それぞれの機器で発射する電波の周波数が決まっています。受信する際は専用受信機等で発信機の周波数に合わせてモニターすることで、会話を受信する事ができます。