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■ 電波の受信と受信位置の考え方

2003-6-2


今回は、盗聴電波を受信する際の盗聴発信機と受信機の位置関係について考えてみます。

盗聴発信機は周囲の音声を電波で発信しています。そして受信する時にどこにいるかで、受信状態が決定します。ここで重要な事は以下の3点です。

・電波は直進する (決して曲がったりしません)
・電波は障害物によって減衰する (弱くなる)
・電波は建物などで反射する


盗聴発信機の送信電波は非常に微弱です。その電波到達距離も通常は数百メートルなので、良好に受信するためには発信機に近づいて受信する事が基本になります。

ところが下図のように、ビルの上階に設置された盗聴器の電波を受信する場合は、近づきすぎると盗聴器と受信機の間に障害物(建物の床部など)が増える結果となります。従って受信状況が悪化する事になります。

受信位置説明図1

このようなケースでは、建物から離れる事によって盗聴器との間の障害物を減らす事ができます。従って、受信状況が改善される場合があります。
盗聴発信機のメーカーによる電波到達距離表示はあくまで標準値で、見通し距離ではさらに遠方まで電波が到達する場合があるため、盗聴器との間にある障害物を減らす努力は非常に有効です。

受信位置説明図2

また、電波は建物や山などで反射されます。従って大きなビルや山の近くなど、思いもしない場所で良好に受信できる場合があります。

受信位置説明図3

このように電波の特性を理解し受信する事で、より良好に受信できる可能性があります。一度受信してみたがノイズが多く電波が弱いといった場合でも、あきらめずに移動を繰り返し良好な受信ポイントを見つけましょう。


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