バイクで東郷公園に行った
先日天気が良かったのでバイクで津屋崎にある東郷公園に行ってきました。 東郷公園とは海沿いの小高い山の上にある公園で、下には東郷神社があります。 山の上には砲台の跡があり、その昔日露戦争時にバルチック艦隊に向けてここから砲撃したという都市伝説がありますが、きっと無理です。 とてもじゃないけど日本海のバルチック艦隊なんて見える訳もなければ届くはずもない・・・。 下にある東郷公園は当時の連合艦隊司令長官だった東郷平八郎という人物を祀っており、そういう意味では日露戦争に深い関係のある場所みたいです。 しかし日露戦争って学生の頃覚えた年号「日暮れし満州に兵の墓」の1904年で、考えたらたかだか100年ほど前に日本とロシアで戦争を行い、日本海で当時世界最強と言われたバルチック艦隊と日本艦隊が前時代的な艦隊対艦隊の艦砲射撃海戦をやったんですね。 そしてバルチック艦隊を撃破してそのまま日本が形式上は勝利しましたが、実際はあのまま続けていたら負けてたから終戦したわけで、勝った国とは思えない内容の調印をして日露戦争を終わらせたと記憶してます。 (当時の外務省の役人が帰国したら日本で大バッシングを受けたよねたしか・・、) たった100年なのに戦争の記憶が風化してて怖い。 最後の戦争の太平洋戦争も1945年に終戦ってことは戦後まだ70年も経ってないわけです。 戦争の生き証人もだんだん少なくなっていきますが、悲惨な戦争を二度と起こさないために語り継いでいかねば・・・と思いました。 戦争で犠牲になった日本の人間ももちろんの事、相手国の人間も含めた尊い命の上に今の平和があると認識して感謝せねばと思います。 そして去年の東日本大震災、その記憶も同様に風化させたらいけないと思いました。 人間は嫌な記憶を忘れるという便利(自己防衛)機能が脳にありますが、忘れない努力も必要なのだと強く思います。